ジャパンカップ

世界の名だたる名馬が府中に集結!ジャパンカップのデータなどをまず紹介してやるぞ。もちろん、管理人馬場のクールかつホットな観戦記も見てくれよ。

世界の名馬が一堂に会する!ジャパンカップ

日本初の国際競走として名高いジャパンカップは、G1のなかでも格別な存在感を放っているぜ。競馬をやらない人でも、その名くらいは耳にしたことがあるんじゃないかな。

毎年世界中から名実ともに評価された、実力のある競走馬が出場するんだ。ちなみに外国からの出走馬には、遠征に必要な競走馬の輸送費や騎手・厩務員の滞在費用まで、全てJRAが負担することになっているそうだぜ。太っ腹だな、JRAはよ。

これは余談だがな、オレの大学同期にN岡ってのが、JRAの職員として働いている。オレも下品だが「N岡、JRAだと給料いいだろ。月手取りでいくらもらってるんだ?」

「…。○○万円だ…」

その金額にびっくり。さすがは優良JRAだぜ。でも、馬場は聞かなきゃよかったってくらい、ショックを受けたんだ。

閑話休題。

国際競走だけに賞金額が大きく、2015年の1着賞金は3億円!総額で6億2,400万円くらいだとか。これは中央競馬・地方競馬のなかでもダントツで最高額ですわー。

それだけにジャパンカップを制したいのは、よもや我々よりも騎手や調教師かもしれないな。なんといっても最優秀騎手賞と最優秀調教師賞の資格得るのに「1着をとらねばならない競走」のひとつとして、JRAが指定しているくらいだからよ。

あのレースはスゴかった!主な優勝馬と名場面

  • 2006年勝馬:ディープインパクト
  • 2011年勝馬:ブエナビスタ
  • 2015年勝馬:ショウナンパンドラ
  • 1984年勝馬:カツラギエース

ジャパンカップと言えば、ちょっと古い話になるがやっぱり1989年だろうねぇ。レコードタイム2分22秒2という驚異的なタイムを、ホーリックスとオグリキャップが競り合って出したんだぜ。その記録も2005年第25回のジャパンカップで、アルカセットがハナ差1着、タイム2分22秒1をたたき出して歴史を塗り替えたんだよ。

記録だけじゃなくても毎年名勝負を生み出すのもジャパンカップらしさがあるんだ。2006年のディープインパクトや2011年の覇者ブエナビスタ、2012、13年連覇のジェンティルドンナなど、名馬のレースは競走を超越しちゃって美しささえ感じさせるぜ。

あと捨てがたいのは1984年。ミスターシービーにシンボリルドルフの3冠馬の出走で興奮したぞ。もちろん、馬場はルドルフの応援さ。ところが…。

「カツラギ!カツラギ!勝ったのはカツラギエース!」

10番人気のカツラギエースが逃げ切り勝ち。3冠馬2頭に先着したにもかかわらず「まぐれ」の論調がマスコミには多かったらしい(馬場の祖父談)。

しかしルドルフの岡部騎手は「いや、強くなっているよ。カツラギは」と認めた次第だとさ。ルドルフが負けたのはショックだったが、カツラギが勝ったその瞬間、伏兵馬が「世界のカツラギ」に君臨し、鞍上の西浦勝一騎手は「世界のニシウラ」に昇天したんだったよ。

さあ海外馬カモンだ!JCだ!
馬場よペップアップ!無料情報の競馬予想サイトに負けてたまるか!

無料予想サイトの情報は当たる?ジャパンカップだ

さて、夜もとっぷり更けてきた。マイルチャンピオンシップ観戦後のT口に招かれて、オレ馬場はT口家にお邪魔することとなったのだ。

時間にして19時。いやあ、すまないな。こんな夜遅くにな、しかも日曜日でサザエさんも終了したころだ。T口にはともかくT口夫人には心の中で「申し訳ない」を連呼しまくった。

「お帰りなさい」とT口夫人。いわゆるミッキーだ…。

「ああ、美紀子。ただいま」。T口はどうやらミッキーと呼んでいないらしい。

「パパ、お帰りなさい!」。娘さんだ。

よかったね、娘さん!そしてT口の凱旋!

「馬場さんにコンバンハしなさい」とミッキー。「お久しぶりです、馬場さん」

T口を見ていて思う。娘さん、よかったな。T口のようなイカツイ容貌とは違って、な。あまり馬場は人のこと言えないが、奥さん似でよかったね。って心でつぶやく。

「あれ、パパ?なんか歩き方が痛そうだよ?」「ああ、いやあ。ハハハ…」

しまった…。マイルCS後、あまりの怒りで血がのぼせて、T口に卍固めをくらわしたのだった…。

「いや、大丈夫大丈夫。それより的中したぞ!!!!!」。T口のガッツポーズがやんごとなかった。しかもオレに向かってのドヤ顔とはねえ。

「…」。オレは無言を決め込む。「馬場さん、連れていってくださってありがとうございました」と奥さんの御礼に「いえいえ」と返答する。

「さあどうぞ、おあがりください。馬場さんは好き嫌いないですよね?」「はい」

いやあ、秋華賞から外れまくってほとんど「牛メシ&紅ショウガ」だったオレ。レースの負けが込むごとに、紅ショウガいつしかチョモランマに、牛肉の量はもはや汁のみにまで減っている。

えッ?また東京競馬場で観戦するのかい?

「何もお構いできませんが…」。こういう食卓を眺めていると、家族はいいものだと思う。しかし、オレは気になるものを目にした。

「奥さん、これはもしや馬刺しです?」「はい、馬場さんのご出身がご出身と思いまして。お嫌い?」

「えっ、いやその、あの、そんなことは…ないですよ」。思わずヘドモドしてしまった。じつは実家では「馬刺し厳禁」だったのだ…。

祖父も母も競馬をやり、オレもやることになり、しかも実家には農耕馬がいたのもあり、「倫理上」いかんのじゃないかと、みんなで食さなかったのだ。

「馬場ちゃん、食べなよ。郷土のものだよ」「は、はい…」

ごちそうになってなんだが、心の中で馬に何べんも、農耕馬トキ(死去)にもありったけ詫びながら、食した次第だ。

馬券は外れ、馬刺しを食すことになる馬場

馬券は外れるし、東京開催もジャパンCで終わってしまう。「馬場ちゃん、嫁が東京競馬場に行きたいってさ!」「はい?」

「そうなの、馬場さん。私も行きたいのですが…」「いやあ、競馬場は汚いところですし…」

「はい、今はおれが予想の主導権を握っているんだ、馬場ちゃん!予想王襲名のぐっさんが、2人を招待するからね!」

「怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒…」。ちゃぶ台返しならぬテーブル返しをなんとかこらえつつ、「わ、わかりました。3人で行きましょう」

「おっ!さすがは馬場ちゃん!」「そのジャパンカップに北島三郎の馬出るのですよね、馬場さん?」「はい、勝つと『まつり』を熱唱するんです…」

「馬場ちゃん、いいだろ?キタサンなんちゃらで」「キタサンブラックだ」「そう、それそれ!勝つのはそれだろ」

「いやあ、ゲート開くまでまだ分からんな」「ったく、相変わらずの理論家だね。ば・ば・ちゃ・ん」

スタッカートで呼ばれた仕返しに、隣に座るT口の右ももを強めでピチカートしてやった次第。

オレはあらかたごちそうになり、一路武蔵浦和まで戻る。「ギャンブル電車」の武蔵野線。人はまばらだ。一抹の寂しさを感じ、自宅に着く。

微妙な3人組?いやいや元気出して『前哨戦を斬りまくる』ぞう!

とりあえず、T口家の下高井戸駅まで迎えにいったオレ。京王線で揺られながら道中、T口が質問してきた。

「ねえ、馬場ちゃん?この1996年の3着馬って『ストラテジックチョ』っていうの?」「?」

ああ、1996年のジャパンカップ3着馬、正しくはストラテジックチョイスだ。「なんで、イスがないの、馬場ちゃん?」

「日本の馬名登録の規定は9文字の制限。そんなんがあってな、日本の全新聞の予想フォーマットには9文字しか入らん。海外馬には関係なく、だからイスが入らないのだ」

「へえ、じゃあ海外の馬主になれば、『スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス』とか名付けられるのだね、馬場ちゃん?」

「…」。なんて馬鹿話だ。実況アナウンサーのことを考えてみろ。そんなフルネームで実況できるか!ところが…。「まあ、ステキ。夢の扉を開けるオマジナイね!」

なぜ乗ってくる、奥さんよ………。「素敵だね」「キャハ!」

なんなんだ、この夫婦…。林家ペーパーか。ディズニーだかメアリー・ポピンズか知らんが、真っ暗の土蔵を開けて2人閉じ込めて、閂でもかけたろうかっ!

さて、東京競馬場に来てしまった。T口夫妻とオレ馬場の3人。天気はまあまあ。さすがに寒くなってきた府中の競馬場。

「ウチらは昼飯に行ってくる。馬場ちゃんはこのあたりにいるよね」「うん、いつも通りのゴール板前だ」東京もラストラスト!世界を撃破だジャパンカップ競馬場全景の画像

「行ってきますね」「行っていらっしゃい」。一人ゲート前でぽつねん。

なんか、気が沈む。前のマイルCSまで5連敗。いまだかつてあっただろうか、馬場よ?まあいい。いつも通りジャパンカップの前哨戦、「前哨戦を斬りまくる」からスタートだ。

代表的なレースがめちゃくちゃ多い。

古馬なら以下のものかな。

  • 京都大賞典
  • オールカマー
  • 天皇賞・秋
  • アルゼンチン共和国杯

3歳勢なら下の通りだ。

  • 菊花賞
  • 秋華賞

まずな、ジャパンカップは「日本対世界」の構図なのだ。外国馬について触れてみよう。毎年、順当には決まらない傾向にある。というのも外国馬の参戦が予想を困難にする。

まず難解な理由。データの乏しさにある。昔に比べて日本馬のレベルが上がり、外国参戦が増えたのは事実。とはいえ、専門家でなければデータを追うのも至難の業。

外国産馬の優勝は2005年のアルカセットを最後になくなっている。今年は3頭の参戦。この3頭は問答無用で外す。3頭の前走などゆっくり見てみた。

今年、マカヒキの惨敗した凱旋門賞と比較して、日本馬に分があり過ぎると踏んだ。

  • 馬場の格言その1:【外国産馬3頭は外す】

ところで、気になるのはキタサンブラック&武豊騎手だ。逃げ馬に好枠も好枠、1枠1番に入った。「おーい、馬場ちゃん!サブちゃんいたぞ、サブちゃん!」

「ああ、パドックにいたね」。……。とにかく相変わらず、ニントモカントモ邪魔をするT口だ。しかし、本日はサソリ固めは封じ手。なにしろ奥さんもいる。

好枠1番逃げるキタサンブラック?

「なあ、逃げ馬で1番っていいんだろ?」「たしかに、それは間違いない」

T口の質問はまっとうだ。その通り。しかしな、今の東京競馬場の馬場コンディションが読めない。こっから内枠を眺めると、相当に荒れている。芝のレース、わりと外差しが決まっていたり、いなかったり。荒れている気もしない。

でもな、京都大賞典のレースな、キタサンの着差こそわずかだったが、好内容だったしな。天皇賞・春を勝ったのをはじめ、今年はすごく安定している。外せないよ、な。

  • 馬場の格言その2:【絶好枠キタサンブラック】

ゴールドアクターか…。微妙なんだよな。昨年の有馬記念勝ち馬、父ジャパンC馬のスクリーンヒーローね。オールカマーのレースのレベル、果たして?ではないか。今年は3勝も中山のみ。どうもムラがけの傾向が出てきた感。

消すか。

  • 馬場の格言その3:【ゴールドアクターはカット】

オレが気にしているのは、馬場が読めないとはいえ外枠の差し馬。もういちど、外ラチから内まで目をなぞる。

サウンズオブアースはキタサンと同じ、京都大賞典出走(4着)だった。太め残りがあったが、ほんらいは馬体重500kg前後がベストの馬。きょうのモニターを見ると502kg。しかも鞍上はデムーロ騎手。1点入れるべし!

  • 馬場の格言その4:【鞍上デムーロで末脚一閃!サウンズオブアース】

前走がアルゼンチン共和国杯で勝ち馬のシュヴァルグラン。おなじみ大魔神佐々木さんの持ち馬だ。今年になって勢いに乗るこの馬、しかも大魔神さんゆかりの血統なのだよな。ヴィルシーナ、ヴィブロスと走る血統よ。しかし大魔神さんはもっと野球界に貢献してほしいぞ、と横浜DeNAベイスターズファンのオレ。

閑話休題。

馬はハンドルのない自動車のようなものBy武豊騎手

  • 馬場の格言その5:【勢いに乗るシュヴァルグラン!外差し決まれ!】

というわけで今回は馬連にしたんだ。シュヴァルグランからキタサン、サウンズオブアース、あとムーア騎手ってだけで怖いリアルスティール、微妙な出走レインボーライン(菊花賞2着)もルメール騎手だからってことで、以上4点で行くぜ!

「あれ、馬場ちゃん?3連単とかにしないの?」「…」

奥さんに見られないよう、T口のももに蹴りをいれた。しかしな、○○が乗るからとかって、騎手で選別される中央競馬になったか?それこそ少し悲しいけどな。キタサンの武豊騎手いわく「競走馬はハンドルのない自動車」。

いかに騎手が御さないといけないかをよく表現している。外国人騎手に地方出身の騎手がぞくぞくと中央入りして、たたき上げのJRA騎手は駆逐されている感がないでもない。

全国リーディング順で上位ベスト3は戸崎(大井競馬出身)、ルメール(フランス出身)、デムーロ(イタリア出身)、そしてようやく川田と福永祐一とくる。まあ、実力の世界だもんね。仕方ないか…。「馬場ちゃん、はいフランクフルト!」

「馬場さんが大好物と聞いていまして…」「あ、ありがとうございます」

独身40代のもっさい馬場が、3人中1人、フランクを食す。まあいい。間もなく発走だ。東京競馬場もラスト。思い残すことのないよう、オレの馬券の必勝を願う。

「馬場ちゃん、オレの馬券を見る?」「いや、今は見ないのだ」

ストップザ連敗!わりに好きなファンファーレの東京競馬場バージョンに馬場自身を鼓舞しながら、決戦のときを待つ。さあ15時40分、スタートだ!!!!

案の定の展開だけどな、捕まえいきなさいよ(怒怒)

雨残りもあったにかかわらず、意外にハイラップを刻むキタサン。すんなりペースに持ち込んだ。「よし、そのまま!」

隣りでT口が吠える。こいつ、どんな馬券を買ったのか?まあいいか。しかし、ハイペースながらマイペースに持ち込む当たりはさすがは豊騎手。絶妙だ。これで3コーナーまでに捕まえにいくのは、豊騎手のトラップにはまる。ワンアンドオンリーの手応えなくなり、キタサンが直線に入ってきた。

さて、オレのシュヴァルグランよ。持ってこい。サウンズオブアースとともに外から差し込んでくる。しかし、キタサンの脚色に衰えがない…。

オレのシュヴァルは伸びているが、結局キタサンが残ってしまった。2着がサウンズ、オレのシュヴァルよ、もどかしく3着。キタサンは恵まれたが、2馬身差の圧勝だ。参った、これで馬場は6連敗…。

衝撃だ!なんとなんとT口が無料登録だあああああああ????

「やったぞ、美紀子!」「やったわね!」。T口夫妻の歓喜そして、馬場の落胆…。「で、馬場ちゃんは?」「う、うるさいけんがあああああああああああああ!」

なに?勝馬の栞推奨のジャパンカップ当たり馬券?T口よ!「…」。奥さん凍てつく、周りがどよめく。サブちゃん振り向いたかどうかは知らない。「外れたよ!」。オレは吐き捨てるように言った。

「で、ぐっさんは?」「ああ、これの予想で3連単?買ってみたんだよ」。スマホの画面を見せてもらう。

「こ、これは…」「そう、予想サイトに無料登録してな」。T口のドヤ顔がやんごとない。

「馬場ちゃんもさ、理論ばっかでなく、乗ってみたら?無料予想サイトと・か・に・さ。あとのまつりになっちまうよ、ば・ば・ちゃ・ん」

もはや火の車、危うしも危うしの馬場よ。サブちゃんの「まつり」はもはやカーニバルでもなんでもない。オレ馬場へのレクイエムにしか聞こえない…。

「へい、紅ショウガ大盛り」「いつも、スンマセン。おやっさん…」。食堂の浅見さんにお詫びする馬場がいたのだ。

【免責事項】このサイトは管理人の馬場重良が、2017年5月現在の情報を基にアップしているんだ。おすすめ3サイトを参考にするもよし、各競馬予想サイトを参考にするもよしだからな。馬券を買うのは皆さん。外れても恨みっこなしにしようぜ!
詳しく見る 無料情報でも的中率が高いおすすめの競馬予想サイト3選 評判を呼ぶ無料情報の競馬予想サイトは?
無料競馬情報比較サイト管理人・馬場重良

馬場重良
(ばば・しげよし)

40代独身。競馬歴は小学校6年から32年。そう、シンボリルドルフとの出会いが競馬との出会いさ。予想家ではなく、本職は大学の准教授。担当は国際政治学で専門は「南米(スペイン語圏)の地域紛争(特にペルー・エクアドル間)」だ。なもんで顔出しはNG。ちなみにヌーノ・ベッテンコート(ギタリスト)に似ていると言われている。好きなアーティストは氷室京介に宮本浩次、草野マサムネ。作家だと谷崎潤一郎、永井龍男だね。好きな歌はベリンダ・カーライルの「Runaway Horses」。好きなバンドはマキシマム ザ ホルモンとThe Smashing Pumpkins。