日本ダービー

やはり競馬と言えばこれしかないな!何はなくとも日本ダービーだ。馬場の観戦記はとりあえずピリオドだけど、レースは府中の長い直線並みに続くんだぜ。日本ダービーのレースの特徴や名場面、思い出の名馬を数々紹介してやるからね。まずは皆さん、グッドラック。楽しもうぜ!

そう、競馬と言えば!
日本ダービーだ!

ところでさ、この管理人馬場が昨年呼びかけたこと、知っている人は知っているよね?そう、このダービーで勝つためには、2歳戦を観戦し続けてこなけりゃいけないってことよ。

なんてたって、日本競馬の最高峰レースだぞ?約8,000頭の頂点を目指しているんだぞ?馬券取りたかったらよ、ずっとずっとウォッチしていなけりゃいかんのだぞ?なあんて、突き放していないよ。そんなに薄情じゃないのが管理人馬場さ。

まあ、オレも忙しいからな。間もなくテメエの論文提出だ。だからさ、こっちで紹介している馬場オススメの競馬予想サイトがあるじゃんか?のぞいてみな。無料登録できるんだからさ。いいことがあるかもだぜ。今後も競馬は続く。来年にも再来年にもつながるからな。諦めるな、皆さんの馬券に人生に、心からグッドラックだ!

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さあて、日本最高峰のレース「日本ダービー」だ。サラブレッド3歳のチャンピオンを決める日本ダービー。別名「東京優駿」とも呼ばれているんだぞ。優勝した馬には、日本最高クラスの栄誉が与えられる格式の高いレースだ。何がスゴいかといえば枚挙にいとまがないが、オレ自身が思うのは、3歳の一生に一度しか出られないレースで頂点を極めること。これに尽きるんじゃないか。

同世代の競走馬は例年8,000頭ぐらいいる。いかに日本ダービーに出られる馬が、その狭き関門をくぐり抜けてきた駿馬かわかるだろう。出るだけでもスゴイのに、優勝など推して知るべしだぜ。

出走枠は18頭。東京競馬場の芝コース2,400mで行なわれる熱き戦いだ。3歳の同世代で争うG1レースは、この日本ダービーのほか皐月賞と菊花賞がある。牡馬3冠は全てクラシックレース。

そして最近この三冠を制したスゴ馬は、オルフェーヴルだろう。詳しくは下でな。

ちなみに日本ダービーは、「最も運の良い馬が勝つ」と言われている。実力だけでは勝利をつかめないところも、日本ダービーが多くのファンの視線を集める理由じゃないかな。

あのレースはスゴかった!主な優勝馬と名場面

  • 1984年勝馬:シンボリルドルフ
  • 1994年勝馬:ナリタブライアン
  • 2005年勝馬:ディープインパクト
  • 2011年勝馬:オルフェーヴル
  • 1991年勝馬:トウカイテイオー
  • 1996年勝馬:フサイチコンコルド
  • 2000年勝馬:アグネスフライト
  • 1990年勝馬:アイネスフウジン
  • 2013年勝馬:キズナ
  • 2014年勝馬:ワンアンドオンリー

2012年の第79回日本ダービーでは、3番人気ディープブリランテが3歳馬7,572頭の頂点に立った。この時の騎手・岩田康誠はダービー挑戦7年目。悲願の初ダービー制覇に、インタビューで男泣きした姿が印象的だったぞ。

ある意味印象的だったのは2008年。ディープスカイが優勝した年だ。勝利騎手の四位騎手がインタビューされていて、観客のヤジがうるさっかったので「うっせえよ、おい!」の暴言…。

いやあ、そりゃないよね。以来、四位騎手の騎乗数が年々下降気味になったのは気のせいかな。この騎手、余談ながらオレと同じ年。

皇帝が降臨!シンボリルドルフ!

まずまずしつこくて恐縮だけど、皇帝シンボリルドルフだ。なんといってもね。まずはね。祖父が「動物園」といって連れていった東京競馬場、しかも日本ダービー。子供だましだった1984年…。今となったらごっついい思い出。スイートメモリーさ。

オレの中ではやはり、3冠馬が印象的。種牡馬ブライアンズタイム全盛期のナリタブライアン。もはや馬ではなかった超馬ディープインパクト

ディープときたら引退しても大稼ぎだ。種牡馬として年間種付け数がなんと250頭、種付け料が安くて2,500万円、噂によればディープの稼ぎは60億円って…。どこの大富豪だよ!

まあ3冠馬の走りにはいつも感動しまくっていたが、オルフェーヴルの2011年だね。この年は東日本大震災、皐月賞もこの府中開催だったよ。競馬が行われるのが不思議なほど、甚大な災害だった。

あれから6年経ったぜ、おい。競馬ができるだけでも幸せだよな。感謝しないといかん。いや競馬以前に、生きていることに「ありがとう」を何べんも、星の数ほど言わないといけないんだぜ。マジで。

あと、五月雨でものすぞ。

震災からの復興

1996年は誰もが勝ったと思った一刹那、最後の直線でダンスインザダークを差し切ったフサイチコンコルド。ダンスを管理した橋口調教師、悲願のダービー制覇は2014年のワンアンドオンリーだった。そして晴れて勇退。

トウカイテイオーの当時主戦騎手だった安田さんが優勝後、テイオーの馬上でピースすなわち皐月賞との「2冠達成」はむちゃ格好良かったなあ。

逃げて逃げて逃げまくったアイネスフウジン。主戦騎手中野さんへ、観客のエールがこだましたぜ。「中野!振り向くな!」

アグネスフライトで名手河内さんが初のダービー制覇。

そして近年ではキズナ、だ。これで武豊さんはダービー5勝目。ヒーローインタビューが印象的だった。

名手武豊は不滅

「キズナの魅力は?」「ボクをまたダービージョッキーにしてくれたことです」

「それこそいろいろなキズナがあったんでは?」「人と馬、そして我々ホースマンの人と人とのキズナがありました」

「最後に一言」「そして、ボクは戻ってきました!」

この年あたり、天才武豊さんはいろいろ噂された。騎乗数が激減だ、有力馬主に干された、年齢的な衰えうんぬん…。しかしな、さすがは武豊さんだ。

勝負師としての意地を見せた。人はとやかく言うが、日本の競馬界の至宝がおいそれと引き下がれはしないんだぜ。そんな執念を感じた次第。まじかで、目の前で聞いていてな。多少なりとも目頭が熱くなったぜ。

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いやあ、ついに来てしまったダービーだ。朝からすごい人だかり。そんな群衆の一人となって、オレは競馬場の正門を進み続ける…。

「すんごいねえ!馬場ちゃん!人がものすごいね!」「…」

群衆の一人なオレではなかった…。T口だ。

「いや、あのね、オレ心配しているけど、奥さんも娘さんも大丈夫なのか?」そう。T口の今年のG1観戦率が半端ない。オレ一人で阪神まで行った桜花賞(ページ参照)は除いて、ほとんど皆勤賞のT口だ。「娘も中学受験でね、土日予備校だしね。嫁は送り迎えとか、PTAとかあってねえ」

「ああ、そうか。中学受験って、S○○○Xとかだよな?金額も高いんだろ?」「そうなんだよね。学費なんか私立の学校並みだよ」

オレは田舎の人間で、中学受験など言葉として聞いたこともなかった。さすがは都会っていうか、オレら世代が親の子供世代だと塾だけではあるまい。ちなみに、T口は中学受験からそのまま大学まで上がってきた男。それはそれでT口教授(T口のお父さんで南米の研究家)も頑張られたのだろう。

「娘はサッカーやっているし、スイミングスクールにも行っているし、なんのかんので金かかるよう」

T口に限らず、周りの同世代の学友でお子さんがいる連中は言う。「金がかかる」

習い事も高いねえ…お父さんたち頑張れ!と独身のオレ

「嫁に競馬場に行くって言うと、馬場さんと一緒なら安心ねって送り出してくれるのだ」。なんともコメントしづらいではないか、T口よ。どういう意味で安心なんだろう。競馬のデータが頭に入っているから?

むしろ、最近は鳴りを潜めているが、オレの怒号や卍固め、サソリ固め、パロスペシャルのほうがよほど危ないというのにな。「ぐっさんよ、競馬は楽しいか?」「もちろん!当たると楽しいよね!」

「うん、そうだよな」。否定しなかったオレだ。さすがはダービーだね。早い時間からこんなに画像

オークス(ページ参照)や桜花賞、古くは昨年のジャパンC(ページ参照)で予想サイトで購入している。それでもって結構というか、やんごとなく的中している。

「買った人が偉いよ、馬券も車券も。自分のカネでやるんだから」「そっか」

オレは今でも思う。新聞で予想している記者さんの予想で買うも、オレは今でも嫌いだがオカルト馬券で買うも、T口の皐月賞ではないが「誕生日(なぜかオレ馬場の…)」で買うも、自分の金で買って勝った人がまっとうにエライと思っている。

オレが忌み嫌うのは、以下のタイプ。「ああ、あんとき○○と○○にマークしていれば」「あと1,000円あればとっていたのに」なるタラレバ馬券師たち。まさに言わせれば、魔除けにもならない道化師たちよ。

「じゃあ、買えよ」の一語。本当にみっともない。こういうのを聞いて、オレは人生においても「タラレバは言わないように」と心に言い聞かす。なあんて、どうなんだろう。ここまでの四十数年間の人生は…。会社へ勤めることも考えなくはなかった。就職活動はした。

でも、こう見えて「何か」を考えているのは嫌いではない。大学時代のアルバイトは塾講師に家庭教師と、この手の仕事も悪くないと思ったから大学院へ。しかも南米かアフリカの研究なら、ニッチ分野で第一人者の可能性ッ?を考慮に入れた。計算高いと言われるだろう。まあいい。おまけに大学は70歳定年。長く勤めあげられる。オレがいつまで生きるかは分からないが、まずは現職にいる。

でも、どうだったのだろうな…。

タラレバ厳禁!買って勝ったあんたがエライです

「馬場ちゃん?どうした?ただでさえ神妙な顔がより神妙に?」「あっ、いやいや、なんでもない。レースの考え事だ」

やはり早起きは三文の徳っていうか、ゴール板前を何なりと仕留めた。「G1はこれで終わりなのかい?」「終わり…、いやいや来週もあるけどな、安田記念っていうのが」

「なんか変なリアクションだったなあ」「まあ、いいじゃないか。ハハハ」。どうもサイトのことでオレは過敏になっている。それはそうと、ついに来てしまった日本ダービーだ。

本当によく分からない第84回、今年の日本優駿。1997年の牡馬3冠レースもそうだった。皐月もダービーもメジロブライトが上位人気だったが、2冠は結局サニーブライアン。この時分では人気なかったサイレンススズカもいた。シルクジャスティスも当時のダービー2着。

菊花賞は前哨戦の神戸新聞杯から力をつけまくったマチカネフクキタルが勝ち、当時は成長途上のステイゴールドも出走していた世代。

と、20年も前のことを思い出しちまった。「馬場ちゃん、今年のオスウマ…」「それはボバと呼びたまえよ」

「そっか、今年の3歳ボバのレースは難しいんだって?」「まあ、マスコミもそんな論調だし、おおかたそういうことではないか」

「馬場ちゃんはどう思う?」「いや、正直難しいさ」

皐月賞勝ちのアルアラン、青葉賞勝ちのアドミラブルの新興勢力、おまけに…。「なにが難しいかって、池江・音無厩舎で3頭ずつ出しているだろ」

「?」。きょとんとしているT口に、オレは新聞で示してやった。「ほら、馬の厩舎が同じだろ?こうなると、ワケ分からない」

多頭数出しは危険だし…前哨戦を斬りまくる

  • 音無厩舎:1枠1番ダンビュライト、1枠2番アメリカズカップ、8枠18番アドミラブル
  • 池江厩舎:3枠6番サトノアーサー、4枠7番アルアイン、6枠11番ペルシアンナイト

「厩舎は、どれか1頭を必ず勝つの意気込みありで送り出し、あと馬主の勝負気配もある」「先週のオークス2着のモズカッチャンもそんな感じ?」

「おお、その通りだ。あれは鮫島厩舎で3頭出してモズ2着よ」

なんかハナシが続いてしまって、結局心の中でおなじみ「前哨戦を斬りまくる」をやっているようだぜ。「ああ、腹減った。オレ、紅ショウガ屋で昼飯食ってくる。馬場ちゃんは?」「いや、いつも通りオレはよしとく」

「了解」とT口。っていうか、紅ショウガ屋ではないし…。まあいいか。いやあ、皐月賞は屈辱だったけど、このレースが始まる前からよく分からず、頭を抱えていたもんだからな。

唯一の牝馬で出走のファンディーナが1番人気。2番人気がスワーヴリチャードだった。でもこのレース。レースレコードだったよな。前半1,000m59秒台のハイペースを5とか6番手進んでいったアルアインが1分57秒8で優勝。2着がペルシアンナイト。ともに池江厩舎のワンツー。そりゃ、皐月賞は大事な前哨戦だわな。

でも、でもな。妙ににおうのが先週、ソウルスターリングでオークスを勝ったルメール騎手のレイデオロ。しかも同じ藤沢和厩舎の馬だ。オレの考えはさすがに大方の予想とマッチしているのか、すでに2番人気。恐るべしルメール騎手&藤沢和厩舎だ。

「しっかしなあ、この馬のローテーション。ダービー狙いですって言っているようなもんだよなあ…」

レイデオロの2走前が昨年末の有馬記念同日に行われたホープフルS(1着)。その後、皐月賞。中4カ月で出走してさすがに馬体増だったけど、5着で格好はつけた。しかもなかなかいい末脚を見せつけてもいた。「ダービーのステップレースが、皐月賞だろうよ。この厩舎も鞍上も乗っているしな」

レイデオロの母父がシンボリクリスエスだなんて、まさに厩舎ゆかりの馬じゃないか。枠も外過ぎずで悪くない。

  • 馬場の格言その1:軸にするかどうかはもうちょい待って!レイデオロはほぼ本命

で、先週のオークスといい、今週のダービーウィークといい、内側はよく伸びる。皐月賞で2番人気も6着に敗れたスワーヴリチャードが、2枠4番に入る。

2走前が共同通信杯勝ち。オレはこのレース自体が昔から好きで、実際に見にいっていたのだ。出走メンバーのレベルが…の指摘はあろうが、着差2馬身半以上に強かった。「左回りが得意なんだろう」が印象。

しかもこの陣営、共同通信杯を勝った後は皐月賞の前哨戦を戦わずに本番へ参戦。まあ、共同通信杯からちょうど2カ月後が皐月賞となれば、ステップ挟んだら馬がパンクしちまう。「ダービー見越してだろ、このローテーション」。しかも枠順が半端なくいい。

  • 馬場の格言その2:サウスポーかものスワーヴリチャードには重い評価をくだす

さて、青葉賞勝ちのアドミラブルか。堂々の1番人気も、この前哨戦で勝った馬は本番のダービーで勝ったことがない。青葉賞組は24年間未勝利だ。2着は数頭いると記憶しているが(フェノーメノとか)。たしかにアドミラブルの青葉賞は強かった。メンバー構成は抜きにしても、勝ち時計2分23秒台なら優秀だな。でも…。

「ああ、馬場ちゃん。ただいま」「おう」

「紅ショウガも牛メシも、ホッピーも満足だったよ。馬場ちゃんの名前出したら、何杯もおごってもらっちまって」「オレの名前はよせよう…」

T口は見かけによらず結構酒を飲む。黒縁メガネの文系野郎な出で立ち。そうさなあ『巨人の星』の左門豊作あたりをぼんやり浮かべてみると、近いかもしれないかな。T口と並んで店に入ると、どう考えても飲みそうな外観を呈しているのはオレだが、結構弱い。

まあいい。

アドミラルはどう?馬場ちゃん?」。ちょうどその馬のことを考えていたのだが、大外8枠18番だもんね。デムーロでも微妙…。「アドミラブルだっつうの」

「あっ、いけねっ」。相変わらず固有名詞には弱いT口。いや、そんなことはどうでもいい。

  • 馬場の格言その3:連下かなあ…アドミラブルは…

今回確たる逃げ、先行馬が見当たらない。皐月ではファンディーナが先に行ったけど。まあ、皐月4着のクリンチャーくらいか?好枠利して武豊騎手の1枠1番(キタサンブラックといい、本当に内枠の多い人だ…)、皐月賞3着のダンビュライトも前をうかがう感じかね。結局、ここまできて1~3番人気の中心は3頭のみ。ほかはどうなんだろう?

軸馬はほぼ決まりだが…音無&池江が混乱に拍車をかけまくる(涙)

3頭出し厩舎を見てみる。池江厩舎の3頭でダービーディスタンスにふさわしい馬が見当たらないのが本音。もうここまでくると腹を括るしかない。「ピンと来ない」の動物的野性の勘で、池江厩舎3頭は全カット。うん、皐月賞馬アルアインもカットしたんだ。

  • 馬場の格言その4:インスピレーションで池江厩舎3頭はカット

実は、買う馬あまりいないな。レースはゲートが開かなければ分からないが、人気通りだろうな、今年のダービー。結局もう、決めた。

馬連で内枠のスワーヴリチャードから入る。相手はレイデオロとアドミラブル、まあどういうわけかまたも内枠の武豊騎手・ダンビュライトの3点だけ。

「おう、そういえばぐっさん、『例の』で買ったのか?」「うん、例ので」

どうなんだろうな、こういう順当そうなときの予想サイトの情報って。先週のオークス(ページ参照)もあるしね。

「馬場ちゃんの実家も面白いね」「なにが?」

「だって、おじいちゃんとお母さん、馬場ちゃんが初めての東京に『動物園』って言って、この競馬場に連れてきたんだもんね」「よくよくっていうか、よく考えなくてもひでえ家族よな」

「でも、ウソではないね。動物だし」「まあな、ハハハ」

そうなんだよな。オレここでシンボリルドルフの2冠目を見ていたんだ。今となっては感慨深い。さらにジワジワきている。さながら、ふかわりょうのギャグのようなじんわり感。森鴎外『雁』で箱火鉢を囲んだ岡田の「いい加減ないい湯…」の比喩なみに秀逸…。おっと、閑話休題。そんな子供だましに遭ったオレはこうして年を経て、馬券を買っている。

人生は分からないものだよな…。

「馬場ちゃん、職業間違えたんじゃん?」「何と?」

いや、天職かどうかは分からんが、今の職業は悪くないのさ

「競馬を予想する人とかさ」「いやいや、考えたこともなかったぜ。そうそうはもうからないし、オレらの大学同期でも5人くらいはいるぜ。今も記者席に何人かいるけど…」

オレは後ろを振り返って、スタンド上方を指差す。「あそこで観戦して週中はずっと取材して、原稿書いて、ご褒美で予想させてもらって、地道な泥臭いものだって何人かはホンネで言っていた」

「馬場ちゃんの講義って、あまり見たことないけど、こんな感じで論理的なのか?予想とかなんとかみたいに」「いや、好き勝手にしゃべっている」。それが性に合っている。

時刻にして15時30分。あと10分で発走だ。返し馬はあらかた終わっている。

先週に続いて東京競馬場バージョンのファンファーレ。楽団の手拍子に合わせているのはオレ以外の皆さん、T口もポンポン叩いている。

各馬ゲート入り完了、スタートだ。

やはり確固たる逃げ馬は不在。2頭くらい前に行ったが、有力馬で先行勢はアルアインとダンビュライトだ。スワーヴリチャードは6、7番手くらい、レイデオロとアドミラブルは後方からの淡々とした流れ…。

「…すぎるだろ!淡々と」。前半1,000mが63秒台って、遅いなあ…。平場のレース並みだ。と思ったら、ルメール騎手のレイデオロはさっさと先団に取りついてきた。アドミラブルは後方のまま。

「ルメールの好判断なんだな、これは」「そうなんだ」

結局レイデオロは最終コーナーを回って、2番手。スワーヴリチャードは相変わらずの位置をキープしている。

で、直線はこの2頭の競り合い。レイデオロを目がけてスワーヴリチャードが猛然と追い詰めるが、かわせずレイデオロがゴール。アドミラブルは届かずの3着だったが、さすがにいい末脚を見せてきた。アドミラブルはケガさえしなければ、後々が楽しみな一頭だ。

「とった?」「おお、とったぜ。堅かったなあ、結局」結局堅かった今年のダービーT口の競馬予想サイト情報画像

T口の買った3連単12-4-18で配当は11,870円。この組み合わせでは仕方ないが、今回はずいぶん目数が多いな。やはり混戦に振れるかもしれないとの、プロの予想家の読みもあったのだろう。

「うわあ、安いなあ。先週より安いやあ」「この人気では仕方ないぞ。しかも目数多いから、取りガミ(当たっても損しているの意)なんじゃないか?」

「かえって損したあ…」

おい帰るぞ、T口よ!何?まだ居残るだ???

さあてダービー(心のつぶやきで観戦記の連載が…)終わり、ほっと安堵のオレ。「帰るぞ、ぐっさん」「なあ、馬場ちゃん。目白記念までいようよう」

ぐっさんよ、ダービーは10R、12Rは…「目黒記念だっつうの!」。よほど悔しいのか、そうなんだろうな。T口は3連単を破壊力満点のバズーカと思い込んでいる。「いいだろ、今までもうけているだろ?勝ち逃げって言葉もあるんだから」

「いや、勝つまで帰らないんだ!」。お前はおもちゃを欲しがる駄々っ子か…。こいつ「負けは絶対取り返す」は当たり前のギャンブラー気質?T口家が崩壊したら責任は…。このオレに??

オレは目黒記念がダービー同日開催になってから、やったことがない。最近では妙な憶測が飛んでいる。

「ダービーで1、2着した騎手以外が、目黒記念では連対する」とかなんとか。

しかもハンデ戦。ダービー前日にやっていた時でさえ、荒れ模様のレースだ。それを…「絶対とるんだ!」とマキバオーなみにイレ込むT口。もちろんT口の武器はあの予想サイトだ。「わ、わかった。最後までいるからよ」。まあ、このレース自体に興味がないといったら悪いが、夕焼けを眺めつつジャストルッキンなオレ。結構他人事だが、T口の気合はムチャンコすごい。恐るべし!T口予想サイトで目黒記念の高配当ゲット画像フェイムゲームってせん馬だったのか?いつの間にやら。最近、不調だったが、またもやルメール騎手で1着か…。2着は1番人気だからいいとして、3着のハッピーモーメントは13番人気!この3連単はやんごとなかろう。

「馬場ちゃん、当たったよ!」。マキバオーT口が歓喜する。3連単12-2-9で316,940円だ。「おう、すげえな…」

まあ、オレは予想サイトなどで買わなかったが、この予想は大したものだ。あとは何度も言う通り、買って勝ったT口がまっとうにエライ。「よかったな、ぐっさん!」

これで、オレの役目も終わるかな…。「エッ?役目って?」

いや、なんでもないんだ…。2016年10月の秋華賞から始まったオレの観戦記も…。

追伸:これでおしまい。皆さんの馬券にBuena suerteです。ご覧いただき、ありがとうございました!Adiós!でも、競馬は続くんだ。来週から2歳戦のスタート。ディープインパクト級が出るかもですよ!だから、競馬は面白い…。馬場重良拝

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馬場重良
(ばば・しげよし)

40代独身。競馬歴は小学校6年から32年。そう、シンボリルドルフとの出会いが競馬との出会いさ。予想家ではなく、本職は大学の准教授。担当は国際政治学で専門は「南米(スペイン語圏)の地域紛争(特にペルー・エクアドル間)」だ。なもんで顔出しはNG。ちなみにヌーノ・ベッテンコート(ギタリスト)に似ていると言われている。好きなアーティストは氷室京介に宮本浩次、草野マサムネ。作家だと谷崎潤一郎、永井龍男だね。好きな歌はベリンダ・カーライルの「Runaway Horses」。好きなバンドはマキシマム ザ ホルモンとThe Smashing Pumpkins。