オークス

さてさて、牝馬3冠の第2弾はオークスだ。管理人馬場が観戦記を熱血に書きまくるぞ。レースの特徴や歴史、特色など、馬場のウンチクも読んでやってくれよ。

牝馬の祭典と言えばオークスだ!

東京競馬場で行なうG1レースの中で、オークスは「優駿牝馬」とも呼ばれるんだ。歴史と伝統のある一戦で繰り広げられる熱きドラマがたくさんあるんだよね。表彰式のプレゼンターには、その年のJRAのキャンペーンレディが登場だ。余談ながら。出走はサラ系3歳牝馬。外国調教馬も9頭までは出走できるんだぞ。

ちなみに牝馬クラシックは、このオークスと桜花賞のみ。秋に開催される秋華賞は、G1の中でもクラシック競走には入らない。ただ、秋華賞こみで「牝馬3冠」と言われている。

芝コースはBを使用。左周りで2,400m。途中4回もコーナーを回りきらなければならない。ここがポイントで、大型馬よりは軽量馬に有利だともいえる。コースどりからスピードが乗りにくく、スタミナロスしやすいからだ。

どの馬にとっては?なディスタンス。いずれにしても距離への対応力が試されると言っていいんじゃないか。

あのレースはスゴかった!主な優勝馬と名場面

  • 2009年勝馬:ブエナビスタ
  • 2010年勝馬:アパパネ、サンテミリオン(同着)
  • 2016年勝馬:シンハライト
  • 1995年勝馬:ダンスパートナー
  • 1996年勝馬:エアグルーヴ
  • 1997年勝馬:メジロドーベル
  • 2005年勝馬:シーザリオ

まさかの同着とはねえ…。

2010年のオークスでは、アパパネとサンテミリオンがどちらも一歩も譲らず、同時にゴール。残り200mでの息もつかせぬ激しい攻防だったよ。2番手から坂下で先頭に躍り出た3着アグネスワルツを一気に蹴散らして、2頭のマッチレースとあいなったのだ。

まさに壮絶。勝利騎手インタビューで並んだふたりの顏の表情が対照的だったのも、印象に残っているね。

2000年のプレゼンター松嶋菜々子見たさに、前日から徹夜よ。懐かしいなあ…。思いっきり最前列を陣取って、頑張った甲斐ありだったぜ。

ちなみに勝馬はシルクプリマドンナ。もちろん、馬場は競馬が大事だよ。山内厩舎の4頭出し中2頭のワンツー。

あとな90年代も中盤は名牝ぞろい。ダンスパートナーからエアグルーヴ、メジロドーベルってよ。ダンパなんか、菊花賞出走よ(結果1番人気5着)!

しっかし、馬場はみんなにバカにされたものだが、牝馬ってやはりかわいいんだ。牡馬とは違う。特にダンパとグルーヴは美人ならぬ美馬だったね。

桜花との2冠?
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2つのG1はそっちのけというわけではないが、オレは今週そして来週に照準を絞り込んでいる。まずは第1弾オークスだ。

いやあ素晴らしい天気だぜ。確か7年前のこのレース、どしゃぶりで見にいったよな。結果、1着同着っていう珍しい結末。でもせっかくの晴れ舞台、天気が良くなきゃいかんよね。

「先週は娘の運動会だったんだ。天気よくてラッキーだったよ」「?」

またもやT口だ。「ウチの娘、オレに似ず脚が速くてよかったわあ」

いや、お前のいかつい容貌がまず、娘さんに似なくてよかったと安堵するぜ、オレは。というよりT口、なんでまたもや東京競馬場に?

「だって、天皇賞・春の配当がドッチラケだったからさ。しっかし、人の数がすごいねえ」

仕方ないだろ!堅いときは堅いのだ、配当ってものは!

昨年のジャパンC(ページ参照)で、東京開催や中山の目の前でやっているG1に味をしめまくったT口。さらに「天皇賞が安かったもんねえ」

キタサンブラックで仕方ないんだよ、あれはな。

「来週のダービーも行こうぜ!」「来週の話はよせ。今が大事だ、今が」

この男、オレが桜花賞を阪神競馬場に見にいった際、予想サイトですんごいのを的中している。勝ち馬はレーヌミノル。「レースミノルで大丈夫かね、馬場ちゃん?」

「レーヌミノルだ。お前、馬券取っているんだから、レーヌミノルの後ろ脚で蹴られても知らないぞ。バチ当たんで、しかし」午前中から満員さすがはオークスの東京競馬場画像

本当に固有名詞が苦手な人間だ。「いや、桜花賞は桜花賞。きょうはきょうだ」

さあオークス。そういえば観戦記もあと2回か…。「えっ、馬場ちゃん、何があと2回なの?」

やべえやべえ、心のつぶやきがいつの間にやら独り言に。しかも聞いていたのはT口。このオレが昔、馬主向けの会報誌に連載していたことを悟っていた恐ろしい男であったわけで。

「いやいや、今年に入ってG12回目当てたいなあって、ハハハのハ」

なんて言い訳だ。我ながら情けないし、実際に天皇賞・春しか当たっていないオレの…。

「そういや馬場ちゃん?」「ぎくッッッッッッッッッッッ!」

まさかそのものズバリ指摘される。サイトつくっているでしょ?とかなんとか…。「松嶋菜々子が来るって騒いで、東京競馬場に行っていたよね?大学院のとき?」

まさに安堵。たしかに行った。ときは2000年。今となっては大原麗子さんが亡くなり、ポスト大原麗子はなんてったって松嶋菜々子しかいないのだが、いかんせん反町某の嫁さんで…。

ばっかじゃ中目黒?松嶋菜々子とレースとどっちが大事だ?(どっちも)

「あ、ああ。むっちゃ可愛かったぜ」。この年のオークス馬はシルクプリマドンナ。馬券も当たれば、菜々子も見られていうことなし。いやあ、徹夜した甲斐があったんでよう。

「本当にしょうもないね。メスウマの…」「ヒンバだっつうの!」

本当に調子が狂うぜ。まあいい、それにしても今年は暑いなあ。前回の天皇賞・春も暑かったが、本日もやんごとない。

牝馬は暑さに強いらしい。よく言われていることだが、根拠は分からない。

それはさておき、牝馬の祭典オークスの季節がやってきた。

近年ではG17勝もしたジェンティルドンナ、さかのぼってエアグルーヴやベガ、ダンスパートナー、メジロドーベル…。オレが大学生、院生のころの1990年代はとくに名牝ぞろいだったんだな。

なあんてメモリー封印だ。時間にして昼過ぎ。徐々にだが確実に観客が増えてきている。

「馬場ちゃーん。昼飯は?」「いや、オレはいい」

「牛めしうまいところ知らないかい?」「ああ、紅ショウガのうまい牛めしやなら、そこのパドック横の門抜けて左の坂のぼって、正門前の駅横にあるぜ」

「さすが、紅ショウガ界の貴公子だね。馬場ちゃんは!」「…。いいから食べて来いよ。紅ショウガも牛めしもうまいからよ」

オレが上京してから二十数年、勝ったときも負けたときも行きつけていた飯屋だ。長い付き合いになる。

「うん、行ってくる。で、オークスくらいに戻ってくるよ」「OK」

さて、一人になった。オレの時間。至福の時、でもなぜだろう。以前ほど、競馬場でのT口の存在はいつしかウザくなくなっている気が…。気のせいかな。

まあ、あれだな。前哨戦を斬りまくる。前走の桜花賞をどう見るか?

なに祐天寺?T口は牛めし、オレは斬りまくる

まず桜花賞。実質的に一番の前哨戦だ。次にこの同じ東京競馬場で行われるフローラS、あとは桜花賞当日の忘れな草賞、東京競馬場でのトライアル・スイートピーSとなろう。

えーっと桜花賞な。

勝ちタイム1分34秒5は目立たないが、当日はオレも現場で見ていたから分かるが、やや重発表でも重馬場だった。

ソウルスターリングアドマイヤミヤビも、各馬は相当に脚をとられていた様子だ。勝ったレーヌミノルは快速馬ながら、父ダイワメジャー譲りの馬力とでも言おうか、力強かった。前半3Fは大したことなくても、決してまぐれには思えない。

次にフローラS。前半1000mが61秒台でスローペース。結局上り3Fだけの競馬でヤマカツグレースとフローレスマジックの2、3着は展開に恵まれた印象。目を引いたのは好位から上がり最速だったモズカッチャン。1枠の好枠生かして見事な差し切り。

好きな馬だからっていうか、そういう好き嫌いで馬券は買わないのだが、オレはソウルスターリングのセンスが半端ないと踏んでいる。

センスも今後の戦績への期待もさることながら、繁殖馬としての期待もデカい。ソウルの父はフランケル。14戦14勝の負けなしで引退した英国のモンスターホース。SS系ではない。

なので、SS系のディープ全盛の昨今、種付けが容易になる。近親のクロスもない。おっと。閑話休題。

確かに桜花賞は重要なステップレース。これは見てきたから言えるが、あの馬場では度外視したい結果だ。

ソウルだけでなく、アドマイヤミヤビもしかり。

実はオレ、昨日の東京競馬場の馬場状態を確認していたんだ。内が相当伸びる。外はそうでもない。で枠順…。

1枠1番モズカッチャン

1枠2番ソウルスターリング

この2頭外したらそりゃあ、素人も素人だぞ。

  • 馬場の格言はほぼこれだけ:ソウルスターリングとモズカッチャンが本線

あとはソウルから何に流すか。もう、点数絞るくらいの勢いだ。さて、相手探しっと…。「馬場ちゃーん!!!!!!!!」

どうしたT口?またサブちゃんに遭遇したのか?

およそスポーツが似つかわしくないスーパー文系の黒縁メガネ野郎のT口。そんなT口がマキバオー並みに鼻をおっぴろげてゴール板(オレがいるあたりであって、コースのゴールではない)目がけて、すんげえダッシュで走ってくる。

「大変だ、大変だ、大変だ!」。周りの人は騒然。「変態だ、変態だ、変態だ、馬場変態だ!」

相当に血迷っているT口。大変が変態へと逆立ちするほど…って「どさくさ紛れて、誰が変態じゃああああああああああああああああああああ!」

東京10RフリーウェイS外れ馬券の予想画像「ねえ、見ておくれよ!」「?」

おっと、これはT口が世話になっている予想サイトじゃないか。たった今確定したフリーウェイSか。人気薄ノットフォーマルが逃げ切っちゃって、大荒れ。オレはこんな危なっかしいハンデ戦なぞ、手を出さずにジャストルッキン。見てるだけだったのだが。

「ぐっさん、残念ながらこれ、外れていないか?」「?」

たった今このレースの着順が確定した。「ほら」。オレは電光掲示板を指差した。

3連単12-14-18で440,370円。ノットフォーマル頭だったらそんくらいはいくわな。「惜しいけど、外れているんだ」東京10RフリーウェイS当たり馬券予想画像

「あっ、こっちだった」。T口はオレにスマホを見せる。「こっちだった」

げっ!当たっているじゃんか…。「2種類提供されて1点300円買っていたんだ、ハハハ」

いやあ、しかし。ノットフォーマルで鞍上は穴の江田照男騎手で、あながちなくはない1着だがな。3連単ともなると、フォーメーションで目数が少ないゆえ、持ち出しもない。「へええ、大したもんだな」。オレはマジで感心した。やはりなにはあれ、自分のお金で勇気を出して買う人が偉いのだ、馬券も車券も。

このレースを見て自信が確信に確変したって、変な日本語だが、前が止まらない馬場だ。しかも内ラチ沿い。オークスまで残り時間はあとわずかだ。決めなければならない。

ソウルスターリングからモズカッチャン、レーヌミノル、桜花賞2着のリスグラシューは押さえて、アドマイヤは切ろう。重馬場の桜花賞でも、あの負け方はひどすぎた。しかも外枠。デムーロ騎手の位置取りは気になるが、頭をブンブン振ってカットだ。あとはモズと同じ鮫島厩舎のハローユニコーン。以上4点の馬連で。

「3連単は?」「いや、オレはな、昔から馬連か単勝で始めた人間でな。今さら3連単なんて難しいものは買えない」

マキバオーT口、オークスも3連単?

ようやくスタートが近づいてきた。スターターが歩を進める。観客の手拍子がものすごい。

東京競馬場のファンファーレ、星の数ほど聴いた。晴れ舞台で演奏する誇らしげな楽団の方々をオレは前にし、手拍子を打たないまでも自分を鼓舞する。

「ルメールよ、ポンと出てそのまま行くのだ…」と心の中でルメールの背中を押す。微力ながらオレは願う。

スタートだ。案の定、戦前の予想通り、前に行く馬はいない。ソウルはスタートが相変わらず良く、好枠を利してすっと先行勢に取りつく。

前半1,000mが61秒7か、まあこんぐらいで落ち着くよな、このメンバーならと向こう正面に目をやる。「あんまり動きがないね」「そうだな。このペースでは動きようがないんだぞ」

淡々とした流れのまま、最終コーナー直線に向かってきた。ソウルそしてモズの2頭は内側でじっくりの正攻法。「うんうん、そうだよな」と納得のオレ。

ラスト200mの攻防は熱い。先に追い出すモズ、最内狙って岩田騎手で中1週のヘビーローテのディアドラ、しかも外からデムーロのアドマイヤが猛然と追い込んでくるが…。

「よっしゃ!」。オレは1本指を挙げた。残り100mでソウルの勝利を確信、モズが2着に粘り、ディアドラ・アドマイヤの追い込みは届かなかった。

ソウルの完勝。

「しゃあ!」。T口も吠える。っていうか、卓球の福原愛ちゃんかお前は。「これこれ!」「?」T口的中!東京11Rオークス予想の画像

おお!またもや3連単か。オレの印象では、2着モズカッチャンが意外に人気あったなあってことで、3連単2-1-16で20,130円か。

「結構安いねえ、馬場ちゃん」「そうでもないんじゃないか。1着ソウルが1番人気、3着アドマイヤが2番人気でこの配当なら、おいしいだろ」

どうやらT口は、年末の有馬記念(ページ参照)や桜花賞(ページ参照)で破壊力満点の3連単をゲットしているので、20,000円ごときとか思っているのか…。

「この組み合わせで20,000円なら感謝しなさいな」「…」

「というわけで、ぐっさんに説教してくれる店に連れていってやる」「飲み屋?あんまり酒飲まない馬場ちゃんが珍しいね」

「府中本町駅の真裏にある、オカマなマスターがやっている店だ。よく説教してもらいたまえ」「…。いまだに馬場ちゃんの交友関係がよく分からない」

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馬場重良
(ばば・しげよし)

40代独身。競馬歴は小学校6年から32年。そう、シンボリルドルフとの出会いが競馬との出会いさ。予想家ではなく、本職は大学の准教授。担当は国際政治学で専門は「南米(スペイン語圏)の地域紛争(特にペルー・エクアドル間)」だ。なもんで顔出しはNG。ちなみにヌーノ・ベッテンコート(ギタリスト)に似ていると言われている。好きなアーティストは氷室京介に宮本浩次、草野マサムネ。作家だと谷崎潤一郎、永井龍男だね。好きな歌はベリンダ・カーライルの「Runaway Horses」。好きなバンドはマキシマム ザ ホルモンとThe Smashing Pumpkins。